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「脱炭素」勉強ブログ Vol.1

2021/09/08

省エネプラスがお届けする「脱炭素」情報

            第1回 無関係ではいられない?!「脱炭素」とは?          

最近よく耳にする「脱炭素」という言葉。菅元総理の「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」という2050年カーボンニュートラル=脱炭素社会の実現を目指す宣言はインパクトがありました。当然日本においてもこの目標実現のために多くの政策が実施されていく事になります。ここでは「脱炭素」という「時流」が、我々企業にとってどのような影響を与えていく事になるのか?これからのビジネス環境においても必須となる「脱炭素」について、皆さんと一緒に勉強していきたいと思います。

全14回を予定している「省エネプラスの脱炭素ブログ」第1回目、スタートです。


脱炭素とは?

先日、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次評価報告書の概要が公開されました。
そこにははっきりと
「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことに疑う余地がない」
明記されました。
人為起源により排出された温室効果ガスが、
地球温暖化に対し、自然要因(太陽・火山)によるものよりも
はるかに高い影響を与えているという事です。



気温上昇のサイクルは、
CO2の温室効果→地球気温上昇→水の蒸発量増加→大気中の水蒸気量上昇→さらに気温上昇
という流れで起きていく。
空気は暖かい方がたくさんの水蒸気量を含むため、
1番最初のサイクルのCO2を減らしていく事が大切になります。


脱炭素のイメージ

そんな人間活動によって排出され続ける大量の温室効果ガスを如何にして相対的に減らしていくか。それが現在我々が直面している世界的な課題なのです。



世界中で取り組み始めている「脱炭素」。排出をゼロにできれば良いのかも知れませんが、
現実的にはそれはなかなか困難な事です。そこで排出せざるを得なかったぶんについては、
同じ量を「吸収」または「除去」する事で差し引きゼロにする、
という事を目指しています。
それがいわゆる「カーボンニュートラル」という取り組みなのです。

「脱炭素」とは温室効果ガス(主にCO2)の排出量を削減していく取り組みと、
CO2を吸収していく活動、技術の活用を同時に行っていく取り組みの事を言います。